2010年6月11日金曜日

『「知日派」監督が語る日本代表 デンマーク代表 モアテン・オルセン監督インタビュー』(スポーツナビ) #2010wc

開幕のキックオフ時間が迫ってきました。

宇都宮さんによるデンマーク、オルセン監督のインタビューです。
質問に対するオルセン監督の回答が的確すぎて泣けてきます。これは勝つのは難しい…。
日本に対しても予断なく、スキなく、戦ってきそう。

っていうか、日本の監督になってほしいのですが。

--------------------------- 以下抜粋 ---------------------------

――これまであなたは10年間、デンマークの代表監督を務められているわけですが、チーム作りの上で、一番大事にしている哲学とは何でしょう?

 はっきりしているのは、代表チームには、クラブチームと違って時間があまりないということだ。目標ははっきりしていて、その中で「誰が、どんなプレーをできるのか」を組み合わせて、毎回新しい要素を積み上げていく。選手個々に、サッカーのスタイル、サッカーの哲学を持っているわけだが、それをじっくり擦り合わせている時間はない。だから「何をやりたいのか」「何をやるべきなのか」――それらが明瞭であることが、非常に重要であると考えている。

(中略)

――デンマークの選手はフィジカルが強く、高さもあります。これは日本戦でアドバンテージになると考えますか?

 いや、全然そうは思わないね。バルセロナを見てごらん。小さい選手が最も優れているだろう。現代のサッカーで(身体的な)大きさは関係ないと思う。もちろんフィジカルの強さは、ある程度は意味を持つだろう。しかし肝心なのは、いかに走れるか。そして、より良いメンタリティーと姿勢、さらには良いテクニックを持ったプレーヤーがいること。日本は十分、この条件に該当するチームだと思う。

(中略)

――今回は監督として、39年ぶりに日本と再び対戦することになりますが、最後に抱負をお聞かせください

 繰り返しになるが、W杯ではコンディショニングが極めて重要だ。日本もデンマークも、主力選手がけがに見舞われる可能性はある。お互いフィジカル的に、そしてテクニカル的に、どんな状態でゲームに臨むのか。それが(勝敗の)鍵になるだろう。両チームには、それほど大きな実力差はない。ただし90分、もしくは90数分の中で、強い相手に対してミスをすれば、それは命取りになる。つまり、より良いコンディションで臨み、そしてほんの少しの幸運を持っているチームが、勝者になるだろう。

--------------------------- 以 上  ---------------------------

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